はい
→いいえ
「え~どうして?」
「なんで? 私达がそんなに嫌?」
勇者は改めてパインに言い放つ。
2人に付いてきたのは装备を返して欲しいからだと……
「そう……勇者ちゃんはやっぱり怒ってるのねぇ……
でも、あたし达を拒絶したらお目当ての最强装备は戻らないわよ」
(え……?)
「おうじゃのけん以外はここには无いわ。
あたししか知らない人物に预けてあるのよ?」
(そんな……っ)
勇者は非难の目でユナとリリアンを交互に见る。
「あれ~そうだっけ?」
「ごめんね~勇者。私达、勘违いしてたみたい……クスクス」
(く、くそ……やられた……)
「ま、そういう事なの?
パーティーを组んでくれないなら、残りの装备は谛めて。
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そのおうじゃのけんだけを持って帰るしかないわね~」
(うぐぐ……せっかくここまできたのに……)
2人の诱惑やロンエーの気持ちよさそうな姿まで
见せつけられても必死に耐えたのは装备品の为だったのだ。
なのに、あんまりな展开に勇者は落胆する。
「でも、それだと勇者ちゃんも可爱そうだから、
あたしも譲歩してあげようと思うの?」
(……?)
「1日だけパーティーを组んでくれたら……
明日の夜に残りの装备品を全部返す。そういう条件ならどうかしら?」
(え!? 本当か? 1日だけ……)
ユナとリリアンは何か言いたそうな顔をしたがパインは嗜めた。
「ちょっと考える时间をあげましょうか」
(期间が长い程、魅了されるリスクは高まる。
これは……装备を取り戻すチャンスだ)
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「どうかしら? 勇者ちゃん?」
→はい
いいえ
「うふふ。决まりね」
勇者は1日なら乗り切れると判断し、すぐ了承した。
「1日って短くない?」
「パインはそれでいいの?」
「ええ。ただ、絶対に1日だけって訳じゃないわよ。
明日の夜になっても勇者ちゃんがまだ一绪に旅をしたいって
言うなら……パーティーは延长するからね?」
(……え?)
「なんだぁ~そっか~」
「そういうことならアリかなー」
「だからね。あたしも勿论顽张るけど……
ユナとリリアンは勇者ちゃんが一绪に旅を続けたくなるように
しっかりと顽张らなきゃいけないのよ? わかった?」
「うふふ~おっけ~?」
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